前回の記事でご紹介したホラー映画「スリーピー・ホロウ」に続いて、今回もどこか不穏な雰囲気とダークな世界観を持つ映画「赤ずきん」を選びました。
この記事では、ネタバレなしで物語のあらすじや、個人的に気になったキャストについて紹介しています。
この映画も、私好みの要素がいろいろ詰まっている好きな映画のひとつで、ミステリアスな雰囲気や、ダークで幻想的な世界観、映像美が魅力的な作品です。
私は当時、この非常にシンプルな「赤ずきん」というタイトルにも興味をそそられました。
あの有名な童話をモチーフに描かれる、新たな物語をぜひお楽しみいただきたいです。
映画 赤ずきんのあらすじ|人狼の正体とは?※ネタバレなし。愛と謎が絡まるラブサスペンス
物語の舞台は山間にある小さなとある村。この村には長年、村の平和を守るために、満月の夜に狼への生贄として、動物の命を捧げてきた忌まわしい風習がありました。
この村で、父親セザールと母親のスゼット、姉のルーシーと暮らしている美少女ヴァレリーが物語の主人公です。
ヴァレリーには、幼馴染で木こりのピーターという、思いを寄せ合う恋人がいましたが、ピーターに不満のある母親は勝手に、裕福な家の息子で鍛冶屋のヘンリーを婚約者に決めてしまいます。
不本意な結婚から逃れるために、すべてを捨ててピーターと二人で村を出る決意をしますが、その直後、狼の犠牲となった姉ルーシーの遺体が発見されます。
生贄を捧げてきたことで犠牲者が出ずに平和が保たれていましたが、狼の裏切りによって村は恐怖と不安に襲われます。
ですが、敵討ちのために村人たちは立ち上がり、新たな犠牲者を出しながらも狼退治に成功します。
狼を退治して安心していた村人たちの前に、魔物ハンターとして名を知られるソロモン神父とその一行が到着し、ルーシーたちを殺したのは退治した狼ではなく、なんと満月の夜に狼に変身する人狼であると告げます。
そして恐ろしいことに、その人狼はまだ生きていて、まだこの村の中にいると言いました。
ソロモン神父の言葉を信じなかった村人たちは、赤い満月の夜、宴をひらき賑やかな時間を過ごしますが、突然黒く大きな狼が現れ、次々と村人たちに襲いかかります。
恐怖の中、逃げまどう村人たちとヴァレリーですが、そんな彼女の前に狼が近づき、話しかけます。
なんと言葉が通じること、そしてそれの目的が自分をこの村から連れ出すことだと知り、驚きと不安でいっぱいになるヴァレリー。
彼女も知るブラウンの瞳をもつその人狼は、果たして誰なのか?
人狼の正体は、駆け落ちを約束したピーターなのか?それとも婚約者のヘンリーなのか?
まわりの人間を信じられず不安な中、ヴァレリーは人狼の目的を知ったソロモン神父に捕まり、囮にさせられてしまいます。
危険が迫るヴァレリーと彼女を追う者、最後に待ち受ける真相とは…⁉
というお話で、人狼の正体を追うゴシックミステリーなのですが、疑わしい男性とのロマンスや、愛憎、裏切りといった登場人物たちの感情も絡んでくる、最後まで目が離せないサスペンス映画でもあります。
ネタバレが好きではないので、ここでも結末については語りませんが、私は真相が判明した後に描かれる場面とラストシーンが好きでした。
また最後の方の場面で、子どもの頃のシーンと少し重なるような、つながりを感じさせるような描かれ方も良かったなと思いました。
赤い頭巾を被ったヴァレリーが、鮮やかで印象的に描かれる映像も綺麗で、ミステリアスな物語✕ダークな世界観を楽しめた作品でした。
映画 赤ずきんは怖い?童話のその後を描いた大人のためのダークファンタジー
赤ずきんといえば、日本ではグリム童話の「赤ずきん」が有名で、昔から幼い子どもたちに読み聞かせする物語の定番ですよね。
私も幼い頃、母が絵本などで読み聞かせしてくれた記憶がありますが、最後に狼に食べられた赤ずきんとおばあさんが助け出されてハッピーエンド。というざっくりとした内容しか覚えていません。
赤ずきんの原話は、スウェーデンやフランスなど、大昔からヨーロッパに伝わる民話だそうで、古いものだと、11世紀にベルギーで書かれた詩が基になっているなど、起源は諸説あるようです。
そして結末も含め、悲しく残酷な内容だったようですね。
グリム童話の赤ずきんは、そのような残酷な結末の物語が、グリム兄弟によって修正や加筆が加えられて、誰もが知る現在の物語になりました。
この映画は、そんなグリム童話の赤ずきんを基に、アメリカの脚本家デヴィッド・レスリー・ジョンソンの手によって脚色されました。
本作は物語のその後、成長した大人の赤ずきんと、彼女に襲いかかる事件を描いています。
ホラー映画のカテゴリーに分類されているようですが、私個人はホラー映画ではないと思っています。
単純な理由ですが、全く怖くなかったからです。
モンスターや赤い月の夜、霧が漂う森など、ホラー要素は多々ありますが、サスペンス要素の方が強く、ホラーが苦手な方も平気な映画ではないかと思います。
赤ずきんは絵本にあるようなメルヘンでかわいらしいイメージがありますが、ちょっと小悪魔で残忍な一面も持つ大人の赤ずきんが、私は魅力的だと思いました。
私のように童話の物語をはっきり覚えていなかった人と、原話や童話の内容を詳しく知っている人とでは、この映画を観たときの感じ方や感想も違うと思います。
グリム童話をもう一度読んでから、本作を観て違いを比較するのも、ひとつの楽しみ方かもしれませんね。
映画 赤ずきんの登場人物・キャスト|赤ずきん役の女優は?
本作の主人公、赤ずきんのヴァレリーを演じているのは、アメリカの女優であるアマンダ・サイフリッド(当時25歳)です。
私は、映画「マンマ・ミーア」のソフィ役のイメージが大きく、勝手に映画女優だと思っていたのですが、過去に人気シリーズのドラマにも多々出演していたり、ドラマ業界でも活躍してきた女優さんなんですね。
現在は、自身で主演と製作総指揮も務める海外ドラマ「ロング・ブライト・リバー」が注目されています。
子どもの頃に女優業をスタートさせたので、キャリアの長いベテラン女優でもあります。
本作の彼女は、透明感があって美しかったです。
その他の登場人物とキャスト
・ピーター(幼馴染で恋人):シャイロ・フェルナンデス
・ヘンリー(婚約者):マックス・アイアンズ
・ソロモン神父:ゲイリー・オールドマン
・オーガスト神父:ルーカス・ハーフ
・セザール(ヴァレリーの父):ビリー・バーク
・スゼット(ヴァレリーの母):ヴァージニア・マドセン
・おばあさん(ヴァレリーの祖母):ジュリー・クリスティ
この映画で私が注目した俳優は、ピーター役のシャイロ・フェルナンデスです。
優男のヘンリーとは対照的な、男らしく強気な青年を演じていた黒髪のイケメン!
ワイルド感は強すぎず、キリッとした精悍な顔立ちのせいか、ゴシックでダークな雰囲気や、ミステリアスな雰囲気が似合っていて、とてもかっこよかったと思います。
黒髪イケメン好きな私としては、ピーター役の彼ばかり目を追っていました。
タイプの違うイケメンふたり、ピーター派とヘンリー派で、人気が分かれると思いますが、彼ら俳優陣も注目の作品です。
※俳優シャイロフェルナンデスのプロフィールや出演作について、詳しくはこちら↗
映画 赤ずきんを観たい方はこちら!配信情報まとめ
映画 赤ずきんを現在配信している主なサイトはこちら↓
・U-NEXT|見放題
※U-NEXTは月額制サービス。「見放題」は月額料金内で追加料金なしに視聴できます。
・Amazon Prime Video|レンタル/購入
※プライム会員は月額制サービス。レンタル/購入には別途料金が必要です。
・Apple TV(公式ガイド)|レンタル/購入
※月額制のApple TV+(月額制・見放題)とは別です。
※月額加入なしでレンタル・購入が可能です。(Apple IDが必要となります)
・VideoMarket|レンタル/購入
※視聴には会員登録が必要。レンタル/購入はポイント制です。
・Hulu|レンタル配信
※Huluは月額制サービス。レンタルには別途料金が必要です。
※配信状況は2026年現在のものなので、サービス・料金等が変わる場合があります。
最新情報は各配信サイトをご確認ください。
本作が気になった方はぜひ、各公式サイトから作品名を検索して観てみてくださいね。
最後に主演のアマンダ・サイフリッドの新作映画についての情報です。
第83回ゴールデングローブ賞の最優秀主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)にノミネートされ、話題となっている伝記映画「アン・リー/はじまりの物語」
18世紀に実在した宗教団体の創設者アン・リーの実話に基づいた物語で、彼女はカリスマ的な教祖を熱演しています。
2026年の初夏、公開予定となっています。
私もかなり気になっている映画で注目しています!公開が楽しみですね。
それでは、ここまでお読みくださり、ありがとうございました。


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